2018年5月15日(火)の手紙

2018年5月15日(火)


『正しい者の悩みは多い。しかし、主はそのすべてから彼を救い出される。』詩篇34篇19節


「きょうは連通管の実験をする」と先生に言われて、幼い生徒の私たちは緊張しました。

が、それはとても簡単なものだとわかりました。
教卓の上に、垂直に二本の管が立っており、両方の底は水平管で連結しています。

「よく見なさい。
私がこの一本に水を注いだら、もう一本の管にも同じ高さまで水が上がるのだ」。

霊的生活にも連通管と同じ法則があります。
この詩篇の一節に、それが語られています。

「正しい者は多く悩まなければならない」。
この「なければならない」は恐ろしい代物です。
熱帯では焼けつく太陽を、また、北極では酷寒を我慢し「なければならない」。
そして神の国では戦いと悩みを忍ば「なければならない」。

神がこれをご自分の子どもたちにお命じになったのは、私たちの生まれながらの性質が邪魔で、神の聖霊に逆らうものだからです。

それゆえ神は悩みを通して子どもたちを砕き、イエスの姿に似る者へと変えてくださるのです。

これは私たちが神の国に入るのを妨げる威嚇ですか。
いいえ。
連通管をご覧なさい。
苦悩と助け、それは二本の管です。
主が私たちの人生に悩みの水かさを増やされるとすぐさま、主の助け、恵み、慰めも水量を増すのです。

「正しい者は多く悩まなければならない」。
「しかし主は… 彼を救い出される」。
これらは時間的な順序で起こるわけではありません。
キリスト者生涯の中で、それらは同時に起こります。
それゆえ神の子どもたちは、悩みの中でいよいよ強められるのです。

主よ。
あなたには厳しい訓練とすばらしい慰めとが調和しているので、感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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