2018年4月24日(火)
『イエスは彼らに言われた。「子どもたちよ。食べる物がありませんね。」彼らは答えた。「はい。ありません。」』ヨハネによる福音書21章5節
イエスが岸辺にお立ちになりました。
岸に向かって舟をこぐ弟子たちに対して、イエスは叫ばれます。
「子どもたちよ。食べる物がありませんね」。
どの舟も空っぽです。
魚は1尾もとれませんでした。
哀れな人たち。
彼らは懸命に働いたのに、徹夜の骨折りもむだだったのです。
心に憂いが広がります。
その時、主の声が響きわたりました。
彼らははっきりと悟ります。
イエスが私たちの日常の悩みにも心砕いてくださるお方であることを。
主イエスが神の国の偉大さについて語られるのを、弟子たちは幾たび耳にしたことでしょうか。
願わくは私たちもまたこの方を、地上に神の国をもたらす方、大いなる隠れたる神の恵みと真理を世に示す方、未来を所有する方として、知ることができますように。
これらはひとつひとつ実に偉大な真理です。
けれども、それとともに知らなければならないことは、主が私たちの小さな心配事の救い主でもある、ということです。
「食べる物がありませんね」。
主は私たちの金銭の悩み、歯の痛み、仲間や隣人との争いをも、心にかけてくださいます。
この真理が、突然、稲妻のように私たちの心にひらめくことがあります。
そのときに初めて私たちは、「祈る」とはどういうことであるかを了解します。「民よ。 …あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ」と詩人も叫ぶのです。
あるとき、私は数人の友と、ひなびた温泉に出かけました。
私たちは朝ごとにエペソ人への手紙をひもといて、神の大いなる真理に沈潜しました。
突然ひとりが溜息をついて「ああ、月曜からは、また仕事か。
いやなことが待っているだろう」と言いました。
すると別のひとりが答えました。
「月曜日にもイエスは共にいてくださる」。
主よ。
日曜以外の日にも、あなたとともに歩ませてください。アーメン
God Bless You!!
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