2018年3月4日(日)の手紙

2018年3月4日(日)


『それから、イエスを縛って連れ出し、総督ピラトに引き渡した。』マタイによる福音書27章2節


嵐、人の思い、悪霊、そして死をさえも、征服する力のある方が、縛られるままに身をゆだねるということが、実際に起こりました。

とすれば、私たちもこの方を縛り、拘束しましょう。
なぜならば私たちは、この方なしには一瞬でさえも生きていたくないからです。

憎しみで主を縛り得たのであれば、ましてや、愛で主を拘束できないはずがあるでしょうか。

「逃がさないぞ」。
押しかけた兵士の一団はそう叫んで、主を縛りあげました。
同じように「離しません」と叫んで主を縛ることが、信じる者にはできるのです。

救い主を縛るための、信仰と愛のかせを知っていることを、私はこよなく喜びます。
それをあなたにもお分かちしましょう。

頑丈な一本の細なわを撚り合わせて作ります。
同じように、主イエスへの信仰と愛が撚り込まれた綱は頑丈です。
その中には、砕けた心も入っています。
「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ… る」。

あの放蕩息子が、「私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました」と言ったときに、父親は彼を突き放してはおきませんでした。
抱きしめるほかなかったではありませんか。

あの逮捕の夜、ペテロが自分の情けなさに激しく泣いたとき、主イエスのお心は、やがて再びペテロを取り戻すまで、彼のそば近くにあったのです。
砕かれた心は主イエスを束縛します。

さてもう一本、撚り込まれた細なわは「完全な信頼」です。
「ただ一言をください」と言った、あのカペナウムの異邦人、百人隊長は、確かに主を縛ったのです

主よ。
縛られるために喜んでご自分を差し出してくださることを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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