2018年3月18日(日)
『ピラトは罪状書きも書いて、十字架の上に掲げた。それには「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」と書いてあった。…またそれはヘブル語、ラテン語、ギリシャ語で書いてあった。』ヨハネによる福音書19章19節~20節
まだ学校にいたころ、先生がレポートを返してくれました。
あちらこちらに赤インクで印が入っていて、そして一番下に「浅薄。不合格」と書きたい気がします。
その理由を示すために、この罪状書きをよく読みましょう。
「イエス」…そのとおりです。
神ご自身がお付けになった名前です。
「主は救い」と訳すことができます。
「ナザレ人」…これは間違いです。
赤インクで訂正しなければなりません。
イエスがナザレ人であるならば、彼は無名の家柄から出た偉大な人物だと言わなければなりません。
しかし主はナザレで育たれたけれども、生まれはベツレヘムです
すなわち神の約束によって、世の救い主としてダビデの家系からベツレヘムに生まれると決まっていたのです。
イエスは約束された神の御子でした。
「王」…これも誤りです。
神が主イエスに王権をお与えになるのは、主が永遠のいのちによみがええられてからのことだったからです。
十字架の上では、イエスは祭司職を務められます。
まことの大祭司として、決定的ないけにえであるご自分を、世の贖いのためにささげられたのです。
「ユダヤ人の」…これもまた間違いです。
イエスは全世界のために死なれたのです。
感謝なことに私たちのためでもあります。
三か国語で書かれたこの罪状書きと、十字架上に広げられた主の両腕とが、こう叫びます。
「来れ、全世界、さあ、来れ。
神のみ恵みは、功績によらないことを君は十字架の内に見いだそう…。」
主よ。
なお深くあなたを悟らせてください。アーメン
God Bless You!!
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