2018年2月17日(土)の手紙

2018年2月17日(土)


『夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水を入れ、弟子たちの足を洗って…。』ヨハネによる福音書13章4節~5節


大きなホテルが接客のために揃えている従業員の数は、大変なものです。
礼装の給仕長、白い上着のボーイ、威儀を正したドアマン、優雅な支配人…。
そして最下位は「緑の前掛け」です。
彼はお客の靴を磨いたり、トランクを運んだりします。

イエスの苦難は、まずこの「緑の前掛け」を腰にまとうことから始まりました。
それによって主は、ご自分が荷物を運ぶ者、靴を磨く(当時の習慣では、垢まみれの足を洗う)者であることを示されました。

神の御子が、主の主であるお方が、雑役に当たる。
それはなんという驚きの光景ではありませんか。

しかし実際にそうであったのであれば、その申し出を拒むほどの、主への侮辱は、ほかにないでしょう。

多くの人々は、人生の重荷を自分で背負って行きます。
彼らはひそかに、赦されていない罪の重荷をも抱え回るのです。
自分の問題は自分で解決しようと考えるのです。
人生の汚点を自分で拭い去ろうとするのです。

なんという愚かなことでしょう。
神の御子が雑役の前掛けを腰にまとわれたのです。
そして今や主は叫ばれます。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい」。
それならば、主のお世話になろうではありませんか。

イエスの緑の前掛けは、疲れた人、重荷を負う人、汚れを洗い去るすべを知らない人、これらすべての人々の希望の旗印です。
自分を、主にゆだねましょう。

主イエスよ。
私たちの救い主でいますことを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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