2018年12月26日(水)の手紙

2018年12月26日(水)


『すると、主の使いが彼らのところに来て、…言った。「…きょう…あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。』ルカによる福音書2章9節~11節


クリスマスの記事を現代風に書き換えてみましょう。

若い夫婦がいました。
妻が妊娠しているのに、県庁に出頭せよとのことです。
ようやくたどり着いたところ、どこのホテルも超満員です。
翌日に農業品評会があるためでした。

『ホテルうまや』のオーナー「同情」氏が二人を迎え入れて、車庫を提供してくれました。
とにもかくにも夜露はしのげます。
しかも消防訓練の担架が二つ、傍らにころがっていました。

その夜、妻は子どもを産みます。
そしてその子を布にくるんで、車庫に捨てられていた古いオペル車のシートに寝かせました。

その同じ夜、数人の線路工夫が働いていました。
昼間は列車の行き来が激しいので、作業は夜間に行われます。
すると、突然、あたりが明るくなり…。

さて現代風の書き換えはここまでです。
そこで主の使いが現れます。
そして不思議なことが起こります。
神の国の扉が開き、天の軍勢がこの見える世界に躍り込むのです。

けれども、それはまだほんの小さな驚きにすぎません。
もっと大いなることは、神の御子ご自身が、この開いた扉から私たちのところへ来られたことです。

「きょう、主のみ住まいからあの方が世に来られた、すべての苦悩から解き放つため。
人のために、神が人となられた。
神の御ひとり子が、我らと骨肉を分かつ者として」。

これは決して日常的な事件ではありません。
むしろ私たちの日常性を一変させる、大いなる神のみわざです。
このみわざは、いのちへの扉を、私たちのために開くのです。

主よ。あなたが人となってくださったことを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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