2018年11月8日(木)
『…すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと…そのようなことに心を留めなさい。』ピリピ人への手紙4章8節
なんと深く心を探るみことばでしょうか。
聖書は私たちの心の奥底の、空想の世界にまで触れてきます。
そこは人間の最も内密の領域です。
こんな民謡があります。
「心で思うのは自由、だれにもつかまらない。
いつでも逃げられる、夜の影のよう…。
永遠に生き延びる。思うのは勝手」。
が、神のことばは語ります。
「思うのは勝手ではない。
イエスが十字架につかれたのは、あなたの空想の世界までもが贖われて、聖霊があなたの心を占領するためだ」。
山上の説教でイエスは幾つかの例を挙げられました。
「兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません」。
「そうだ」と私たちは言います。
「自分にもひそかに恨んでいる人がある。
頭の中で何十回も、徹底的な手紙を書いたものだ。
が、ただ思っただけであって、それで人を傷つけてはいない」と。
が、聖書は、「いや、あなたは自分を傷つけている。
心を闇にしている」と言うのです。
イエスはまた言われました。
「だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです」。
「何だって。思うだけで、口に出すわけでもなく、行動に移すわけでもない。
いったいそれでだれを害するのか」。
聖書は答えます。
「あなた自身を害するのだ。
あなたの心に闇が広がるのだ」。
「すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、きよいこと、大いなること、そのようなことに心を留めなさい」。
では、そうだとしても、それは可能でしょうか。
イエスは言われました。
「それは人にはできないことです。
しかし、神にはどんなことでもできます」。
もう一度言いましょう。
イエスは私たちを浅ましい空想から救うために来て、死なれたのです。
主よ。
私たちの必要は、あなたがご存じです。アーメン
God Bless You!!
a:118 t:2 y:0