2018年1月7日(日)の手紙

2018年1月7日(日)


『私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。』マタイの福音書2章2節


興味深いことに、私たちはこの登場人物たちのことを詳しく知ってはいません。

ホテルに着けばフロントでカードに記入します。
まず名前です。
あの博士たちは何と書いたでしょうか。
わりません。
次は職業です。
さて彼らの仕事は……わかりません。
ギリシャ語ではマゴス。博士と訳します。
が、ルターはこれを賢者としました。
いずれにしても、よくはわかりません。

国籍は。
東方の国。
それは遠い国というくらいの意味です。
博士たちは何人連れだったのか、それもわかりません。
「わからない、わからない」では仕方がありません。
そこで人々はいろいろと空想をめぐらして、博士は三人連れであったことにしました。
名前は、カスパル、メルキオル、バルタザルということになりました。
が、これは創作にすぎません。
聖書には何も書かれず、彼らの存在は全くの謎というほかありません。

でも、知り得ることはただひとつ。
それは彼らがイエスを拝みに来たことです。
そして彼らはその目的を立派に果たしました。

あるとき、けんかの真っ最中に、一方の若者が相手に向かって、「俺はお前のことを全部知っているのだぞ」と、おどすように言うのを聞いたことがあります。
もしもだれかが、あなたや私についてただひとつのことを知っていてくれさえすれば……「彼は主イエスを愛し、恐れ、うやまって生きている」と。

詩人テルシュテーゲンには、ひとつの切なる願いがありました。
彼はそれを詩に歌い込んでいます。
「ことばに、わざに、すべてに、主イエスのみが語られますよう」。

主よ。
私たちの心のすべての願いが、あなたに照準を合わせていますように。アーメン

God Bless You!!


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