2018年1月27日(土)の手紙

2018年1月27日(土)


『ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもベは必ずいやされます。』ルカによる福音書7章7節


カペナウム駐留のこの占領軍将校は、おそらく「宗教的」な人ではなかったでしょう。
ローマは多神教の世界で、神々に関する考えは真剣なものではありません。
その上、このような将校は世界各地を転々とし、さまざまな神殿を見ているので、宗教には得てして懐疑的であったでしょう。

しかも、将校が犠牲を義務付けられる唯一の対象は、ほかでもない、自分を神とするローマ皇帝だけでした。

「宗教的」な人でなくても、彼は真実を求め始めていたのでしょう。
そしてイスラエルの神、まことの生ける神に行き着きました。
カペナウムの信者たちに集会所を建ててやったのも、ただの人気取りではなかったのです。
「私たちのために会堂を建ててくれた」。
町の長老たちがそう称賛するほどでした。

このまじめな男は幾たびとなく尋ねたのではないでしょうか。
「神よ。あなたはどこにおられるのか。
あなたを悟らせてください」と。

その問いのただ中で、彼はイエスのことを耳にしました。
人々がイエスについて議論するのを聞くうちに、「このイエスにおいて、あの知られざる神が世に来られたのだ」と悟り、「神はキリストのうちにいます」と信じたのです。
そう認めたときに、彼の心に光がさし込みました。

さて、主イエスの内に神の御力を信じたとしても、それで充分ではありません。
彼がこの神の御力を自分のために求めるのを、イエスは喜ばれました。
主は私たちを助け、私たちを救うために来られたからです。

クリスマスの告知の中で、御使いはイエスを「救い主」と呼びました。
そうです、主は救い主です。

主イエスよ。
私たちは無力で、あなたは全能です。
私たちは貧しく、あなたは富んでおられます。
あなたが私たちのためにここにいてくださることを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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