2017年2月26日(日)の手紙

2017年2月26日(日)


『あなたがたは衣服ではなく、心を裂け」。あなたがたの神、主に帰れ。主は恵みあり、あわれみあり、怒ることがおそく、いつくしみが豊かで、災を思いかえされるからである。』ヨエル書2章13節


子どもの時、良いことをすれば褒められ、悪いことをすると叱られるので、何をすべきか学んだものだ。

何かをするとすぐ、褒められたり叱られたりするので、行いと報いの因果関係は疑う余地のないほど明らかで、人生は単純明快だった。

だけど大人になるにつれ、事はもっと複雑になった。
自分の行動に対する結果が、すぐに出るとは限らない。
悪いことをしたのに何も悪いことが起こらないと、自分のしたことは大したことではなかったと思い始めてしまう。

イスラエルの民も、似たような経験をした。
彼らは神に逆らったのだけれど、すぐには罰せられなかった。
すると彼らは「主はこの地を捨てられた。主は顧みられない。
主はこの国を見捨てられた。主は見ておられない」と言ったのだ。

この人達は、神はもう自分達に対して関心を持っておられないので、自分達が悪い行いをしても何とも思われないと信じていた。

だけど、彼らは間違っていた。
神はついに、イスラエルのわがままや強情さにたまりかねて「わたしの言葉はもはや延びない。
わたしの語る言葉は成就する」と語られた。

神がすぐに天罰を下されないのは、私達の罪に無関心だからではなく、神が情け深く、怒るに遅いお方だから。
罪を犯しても大丈夫と考える人もいるだろうけれど、それは間違いだ。
神は、悔い改めるように招いておられる。
物事を正す唯一の方法は、自分が悪かったと認めることなのだから。

God Bless You!!

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