2017年12月30日(土)の手紙

2017年12月30日(土)

『わたしは主のみわざを思い起す。わたしは、いにしえからのあなたのくすしきみわざを思いいだす。』詩篇77篇11節


年末になると、ニュース番組ではよく、一年の主要な出来事を振り返る。
その中には、有名人の成功や失敗、訃報、自然災害、経済問題などがあるけれど、大きく取り扱われる話題は、その年、最も驚かされた出来事ではないだろうか。

私たちの場合はどうだろう。
自分の一年を振り返ってみたとき、大きな位置を占めている出来事は何だろう。
思いがけない状況に遭遇して、神に不信感を感じてしまったことだろうか。
それとも、その出来事を通して、神の素晴らしさをより深く実感するようになったことだろうか。

詩篇77篇の作者は、自分は神に捨てられたのではないだろうかと、打ちひしがれた心境を綴っている。
「主はとこしえにわれらを捨てられるであろうか。
ふたたび、めぐみを施されないであろうか。
そのいつくしみはとこしえに絶え、その約束は世々ながくすたれるであろうか。
神は恵みを施すことを忘れ、怒りをもってそのあわれみを閉じられたであろうか」と。

だけど彼は、そのように悩み苦しみながらも、「わたしは主のみわざを思い起す。
わたしは、いにしえからのあなたのくすしきみわざを思いいだす」と語っている。
このように決心した結果、彼は「あなたは、くすしきみわざを行われる神である。
あなたは、もろもろの民の間に、その大能をあらわ」すと、神に対する信頼と希望を新たにしていった。

この一年を振り返って、自分に起こった重要な出来事を書き出してみてはどうだろう。
大変だったことやがっかりしたことも恐れずに書き出しながら、神が常に共にいてくださったことを思い出してほしい。
信じつつ思い巡らすなら、すべての困難の中に、神の真実を見いだすことができるだろう。

God Bless You!!

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