2017年10月17日(火)の手紙

2017年10月17日(火)

『あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。』マタイによる福音書6章19節~20節


人というのは、何かを集めるのが好きなようだ。
野球カードや切手、コインなど様々なものを収集する。
コレクションは楽しい趣味だけれど、自分が世を去るなら、自分が持っていたものはすべて他の誰かの持ち物になる。
地上にたくさん蓄えても、永遠のためには何もしていないなら、地上の蓄えにどんな価値があるのだろう。

これについて、イエスは次のように弟子たちに教えられた。
「むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。」

永遠の宝は、その価値を決して失わない。
この宝は、劣化することも盗まれることもない。
そして、なんと永遠の宝は、実際に備蓄しておくことができるのだ。

神に仕えることや福音を伝えることで、永遠の宝を蓄えることができる。
困っている人を思いやったり、イエスの御心に従って生きることによって、永遠の宝を蓄えることができる。

マルコによる福音書は、イエスが金持ちの若い男性を試されたことを記している。
持ち物すべてを売り、売り上げを貧しい人に与え、そして自分についてくるように言われた。

この人の応答は、彼の価値観を露呈させた。
地上にあるものに夢中になるのは簡単だけれど、イエスに従って行こうと決めるなら、主が永遠の宝を集める喜びを教えてくださる。
この世の何も、その喜びにはかなわない。
だから、永遠のものはしっかりと掴んでおき、一時的なものは軽めに握っておくに越したことはない。

God Bless You!!


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