2014年10月25日(土)の手紙

2014年10月25日(土)

『信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世の罪をさばき、そして、信仰による義を受け継ぐ者となった』ヘブル人への手紙11章7節


ロンドンの偉大な説教者、C・H・スポルジョンは、ノアの生涯に関して「信仰によるすべての行いは、この世を批判する事になる」という原則を見出した。

スポルジョンは、この聖書箇所について、次のようにコメントしている。
「聖く生きる事について…以前、こんな話を聞いた事がある。
1本の曲がった杖があり、その曲がり具合を証明したいなら、言葉はいらない。
隣に、まっすぐな杖を並べて見せればよい。
ノアは、この世を非難し、義の相続人となったが、それは彼の信仰による結果であった」と。

新約聖書は、ノアを「義を宣べ伝えた」者と呼んでいるけれど、彼が語ったという「説教」は、聖書のどこにも記録されていない。
おそらく、神様に従い、箱舟を造りあげたノアの生き方が、自己中心で暴力的な世の中に対する宣教だったのだろう。
ノアは、すべて神様が命じられる通りにし、そのように行ったのだ。

他人の罪を批判するのは、とても簡単だ。
だけど、神様のために生き、このお方の恵みと義を示すなら、この世に対してどれほど大きな影響力となるだろう。
クリスチャンの生き方こそが、この世の聖書とならなくてはいけない。

God Bless You!!


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