2012年9月22日(土)
『主よ、わたしたちに父を示して下さい。そうして下されば、わたしたちは満足します』ヨハネによる福音書14章8節
勇敢な弟子達の伝記は、包み隠しのない恐怖の章から始まる。
死の恐怖。失敗の恐れ。孤独の恐れ。人生を浪費する事の恐れ。神を知りえない事の恐れ…。
信仰は、私達が山上の神を仰ぎ、谷底にいる自分は弱すぎて、登って行けないと知った時から始まる。
私達は、自分が何を必要としているかわかっている。
自分が何を持っているかわかっている。
私達が持っているものだけでは、何も成し遂げる事ができない。
モーセの前には、海が立ちはだかり、後ろには敵が迫っていた。
イスラエルの民は泳いで渡る事も、敵と戦う事も可能だった。
だけど、どちらの選択肢もそれだけでは十分ではなかった。
パウロは律法にも、イスラエルの宗教制度にも精通していた。
だけど、一目、神を見ただけで、犠牲も象徴も十分ではない事を確信したのだ。
恐れから始まった信仰は、ついには神に近づく事を知ったのだ。
God Bless You!!
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