2012年7月5日(木)

2012年7月5日(木)


『もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう』マタイによる福音書6章14節


苦々しい感情は、それ自体が牢獄だ。
壁は憤りでぬるぬるしている。
ぬかるんだ怒りの床に、足を取られる。
裏切りの悪臭がむっとこもって、ひりひりと目を刺す。

上部に小さな出口があるけれど、立ち込める自己憐憫の煙が遮って見えなくしている。
中を覗いて、囚人達を見るがいい。
囚われた人達が、壁に鎖でつながれている。
裏切りの犠牲者。虐待の犠牲者達。

深くて暗い牢獄が、あなたを招いている。
あなたも中に入る事ができる。
あなたもそれだけの痛みを味わってきたからだ。

あなたは、大勢の人達のように、あなたの苦悩に自分を縛り付ける事ができる。
あるいは、一部の人達のように、苦しみが憎しみに変わる前に、それを取り除く事もできる。

神はあなたの苦々しい思いを、どのように取り扱われるだろうか。
神は、あなたが持っていないものよりも、持っているものの方がずっと重要だという事を、思い起こさせてくださる。

あなたにはまだ、神との関係が残っている。
誰にもそれは奪えない。

God Bless You!!


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