2012年7月10日(火)

2012年7月10日(火)


『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』マタイによる福音書22章37節


どんな人の心も、深く探れば、人生の目的を切に求める思いがきっとある。
息をするのと同じくらい確実に、いつの日か、こう思うはずだ。
「私の人生の目的は、一体何だろう」

ある人は職業に、その意味を見出そうとする。
「私の目標は、医者になる事です」
素晴らしい仕事には違いないが、到底、自分の存在の証しにはなりえない。

彼らは、人間として存在する事よりも、人間として何かをする事を選んでいる。
自分が何をしているかが、自分の存在を表すものなのだ。

その結果、彼らはすべき事をたくさん抱え込む。
長時間働き続けるのは、仕事をしなければ自分の存在証明を得られないからだ。

また、何を持っているかで、自分の存在を示す人もいる。
彼らは新しい車や新しい家や新しい衣服に意味を見出す。
こうした人達は、国の経済には貢献しても、家計は火の車になってしまう。
常に自分の持ち物に、意味を見つけようとしているからだ。

他にも、スポーツや娯楽、化粧やファッション、様々な事に手を出す人々がいる。
決して、すべてが悪いわけではない。
だけど、これらが人生の目的にはなりえないのだ。

私達は、真実と向き合うべきではないだろうか。
神を認めなかったら、私達は宇宙に漂う「ちりあくた」にすぎないのだから。

God Bless You!!


a:390 t:1 y:0