2012年5月16日(水)

2012年5月16日(水)


『あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである』ヨハネによる福音書15章19節


自分の家ではない場所にいる事がどんな事か、私達の誰もが知っている。
たぶん、あなたは寮の部屋やユースホステルの2段ベッドで寝た事があるかも知れない。
そこにはベッドはある。
テーブルもある。
食べ物だってるだろうし、ぬくぬくと暖かいかも知れない。
それでも、私達の家とは似ても似つかないはず。

私達の家は、天の父なる神がいるところだ。
私達はこの地上で、必ずしも歓迎されていると感じているわけではない。
果たしてここに、自分の居場所があるのだろうかと私達は思う。
自分は不要な人間なのだと感じる時がある。
何か不幸な出来事があると、私達は自分が侵入者や部外者のような気がしてくる。

自分の土地でもないところにまぎれこんできた赤の他人。
私達は、常に温かく迎え入れられていると感じているわけではない。

だけど、忘れてはいけない事がある。
ここは、私達の故郷ではない。
歓迎されていないと感じる事は、とっても寂しい事だけど、歓迎される家がある。
帰る家を持っているからこそ、今のこの時を悔いなく精一杯生きる事ができるのだ。
そして、いつか、いつの日か、大きな声で「ただいま!!」と言おう。
神の国で…。

God Bless You!!


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