2012年2月11日(土)
『世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者には、どうして神の愛が、彼のうちにあろうか』ヨハネの第一の手紙3章17節
ロシアの偉大な作家、レオ・トルストイは、町で物乞いをしている男の前を通りかかった時の事を書いている。
トルストイはお金をやろうとしてポケットに手をつっこんだが、からっぽだった。
彼は物乞いの男に向かって言った。
「悪いね、兄弟。何もあげられるものがなくて」。
男はぱっと顔を輝かせて、答えた。
「だんなは、俺が求める以上のものをくれたよ。
だんなは俺の事を、兄弟と呼んでくれた」。
愛されている者にとって、愛の言葉は一口のおいしい食べ物に過ぎない。
でも、愛に飢えている者にとっては、愛の言葉はフルコースの御馳走にまさるのだ。
God Bless You!!
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