2011年12月15日(木)

2011年12月15日(木)


『悪しき者の道は主に憎まれ、正義を求める者は彼に愛せられる』箴言15章9節


おそらく、その傷は痛いのだろう。
親に虐待を受けた。
教師に無視された。
夫や妻に裏切られた。
私達は憤っている。

それとも、傷はまだ生々しいのだろうか。
私達を傷つけた人が幸せそうに生活をしているのを見た事。
裏切ったその人が昇進し自分はリストラにあった事。
国籍の壁が希望に満ちた将来を阻んだ事。

私達はたくさんの傷を負っている。
私達の心の半分は悲しみで、もう半分は苦々しい思いで一杯だ。
泣きたい私達がいれば、戦いたい私達がいる。
私達の心の中には炎が燃えている。
それは怒りの炎だ。

そして私達は今、決断を迫られている。
この炎を消すのか、それとも更に燃え上がらせるのか。
それに打ち勝つのか、それとも仕返しをするのか。
その事を忘れるのか、その事に憤るのか。
傷を癒そうとするのか、傷を憎しみに変えるのか。

不真実である事は悪い事だし、復讐は良くない事は知っている。
誰だってわかっている。
でも何よりも悪いのは、赦しがなければ、苦々しい思いしか残らないと言う事だ。
そして、最も大きな痛手を負うのは私達自身だと言う事を決して忘れてはならない。

私達の決断はただひとつ。
それは赦しだけなのだ。

God Bless You!!


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