2011年11月14日(月)
『彼は叫ぶことなく、声をあげることなく、その声をちまたに聞こえさせず、また傷ついた葦を折ることなく、ほのぐらい灯心を消すことなく、真実をもって道をしめす』イザヤ書42章2節〜3節
葦はいつも風になびいて揺れている。
でもその中で、風になびかない葦がある。
それは傷ついた葦だ。
傷ついた葦は風になびく事ができない。
その葦は折れかけている。
その茎はうなだれ、曲っている。
灯心は光を放つからこそ値打がある。
でも光を放てない灯心がある。
それはほのぐらい。
その葦は、かつては風に吹かれ、ゆるぎなく立っていた。
でも傷つき、今にも折れそうな葦。
その灯心もかつては光を放っていたのかもしれない。
でも今は輝きを失い、光を放つ事はない。
誰もが傷つき、心が折れそうになる。
あれほど輝いていた人生の1ページがめくられると、突然暗闇が襲う時がある。
ある人は言う。
折れそうな葦ならいっそ折ってしまったら。
ほのぐらい灯心なんて何の役に立つのか。
いっそ捨ててしまえばいい。
でもイエス様は、語られる。
「私は傷ついた葦は折らない。
ほのぐらい灯心は消さない」と。
耳を澄ますと聞こえてくる。
イエス様がささやかれる声を。
傷つき、折れかけた葦はやがて癒される。
ほのぐらい、消えかけた灯心は、やがて輝きを放つ時が来る。
耳を澄ますと聞こえてくる。
イエス様がささやかれる声を。
「わたしは決してあなたを捨てない。
私はあなたを諦めないよ」と。
God Bless You!!
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