2月8日(月)の手紙


2016年2月8日(月)

『気をつけて、神の恵みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚されることのないようにしなさい』へブル人への手紙12章15節


有名なボクサーのルービン・ハリケーン・カーターは、1966年6月、知人と共に殺人犯として有罪判決を受けた。
その裁判は、人種差別が色濃く、大きく報道されたそうだ。

カーターは、刑務所に入ってからも、無罪を主張し続けた。
服役して19年がたった時、やっと判決がくつがえり、彼は釈放された。

カーターは、自由の身になって次のように語った。
「こんな状況に置かれたら、恨んでも当然だと思うでしょう。
…しかし、私は、憎しみはそれを持つ人を弱らせるだけだと学びました。
私が、自分の人生を憎しみに支配させたり、どんな形であれ、影響されるのを許すなら、それは、私を刑務所に入れた人達をもっと喜ばせる事になるでしょう」。

へブル人への手紙の作者が「苦い根」と言って警告しているのは、この事ではないだろうか。
今日の聖書の御言葉を読んで思う事は、当時、迫害と不当な扱いのためにユダヤ主義に戻ろうとしているクリスチャンがいたのかも知れない。

大きな木の内側に小さな根が伸びで問題を起こすように、心の中に苦い根が芽を出すならば、他のクリスチャンとの関係を深める事はできない。
失望に囚われていると、心の中に苦い毒の根が育つ。

聖霊に心を満たしていただこう。
そして、恨み心の原因となる傷を癒していただこう。
恨みが平和を台無しにする前に。

God Bless You!!

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