12月6日(日)の手紙


2015年12月6日(日)

『だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである』コリント人への第一の手紙15章58節


ある雑誌の記事で、歴代の小説の中で最もすぐれた作品は何だろうという質問に、トルストイの「戦争と平和」を選ぶ人が多いと書かれていた。

製本の仕方によっては、1,000ページを超える大作だ。
トルストイは作品を書き続けた。
しばしば憔悴して眠れず、過労で倒れるほどだった。

ある日友人が、どうしてそれほど自分を追い込むのかと尋ねた。
トルストイは、ロシアの伯爵で、お金もあるし、指図すれば何でもする召使達がいて、将来も保障されているのに、なぜそれほど書くのかと聞いたのだ。

トルストイは、その理由を説明した。
彼は、自分は抑えがたい内なる衝動の奴隷だと言った。
腹の底に「書きたい」という燃えたぎる強い願望があって、書き続けなければ、気が変になってしまうだろうと言った。

パウロにも似たような衝動があった。
ただし、彼の場合は、神によるものだった。
彼はコリントの友人らに「キリストの愛が私達を駆り立てているのです」と霊的な力が、イエス様ご自身とこのお方の死と復活という「福音」を伝えさせたのだ。

どの時代でも、このような熱い思いが、主に従う多くの人達の特徴だろう。
このような炎のきらめきが、私達の中にもありますように…。

God Bless You!!

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