12月23日(火)の手紙


『ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる』イザヤ書9章6節


ライト兄弟は、何度もの試行錯誤を経て、1903年12月に「飛ぶ機械」を離陸させた。
彼らは、その成功を喜んで、妹のキャサリンに電報を打った。
「飛行距離は、約36メートルでした。クリスマスに帰ります」

キャサリンは、兄達の電報を手に、地元新聞の編集長のところに駆けつけた。
編集長は、それにちらっと目をやると、「クリスマスに帰郷するのか。よかったね」と言った。

彼は、ビッグニュースを完全に見落とした。
人類が、初めて空を飛んだというのに。

現代人の多くは、クリスマスに関して、同じ誤りをしている。
彼らは、イエス様の奇跡的な降誕に目を向けようとしない。
その代わり、ディナーやパーティー、ツリーの飾り付けやプレゼントの事を考える。

クリスマスを祝ってあれこれするのが、悪い訳ではない。
だけど、お祭り行事だと思うなら、クリスマスの本来の意味は見失われていると言えるだろう。
それは、主賓を招待しないでクリスマスを祝うようなものだ。

この特別な日が意味する事は、イエス様が誕生された夜に、羊飼い達に天使が語った言葉に要約されている。
「私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせにきたのです。
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです」。

これこそが、クリスマスのビッグニュースなのだ。

God Bless You!!


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