12月12日(月)の手紙


2016年12月12日(月)

『すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。』テサロニケの第一の手紙5章18節


パウロは、「すべての事について、感謝しなさい」と書いている。
それは、どんな事でも良しとするという意味ではない。

例えば、誰かが間違った選択をした時に、その愚かな選択自体を良しとして感謝する事はできない。
だけど、結果として生じた困難の中で感謝している事は、不可欠だ。
なぜなら、神は、その難局からでも素晴らしいものを生み出してくださるからだ。

このような考えが、ピレモンへの手紙に書かれている。
パウロは、逃亡奴隷のオネシモと共に牢に入れられていた。
これは決して、感謝すべきとは言えない悪い状況だったけれど、パウロの手紙は感謝にあふれていた。

なぜなら、神が、この状況を良い事のために用いてくださるとパウロは信じていたからだ。
オネシモは、奴隷以上の者となった。
彼は今や、主にある兄弟となったのだ。

神がすべての事を益としてくださるという確信は、すべての事に感謝できる理由として十分ではないだろうか。
困難な状況の中にあっても感謝の気持ちを持ち続ける事は、小さな事のようで大きな違いを生み出す。

神は、人生の嵐に遭わせないという約束はしてくださらないだろう。
だけど、人生の嵐の中でも必ず私達を守ってあげると約束してくださる。

God Bless You!!

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