11月20日(木)


366日の手紙


2014年11月20日(木)


『わたしのうちに思い煩いの満ちるとき、あなたの慰めはわが魂を喜ばせます』詩篇94篇19節


ハドソン・テイラーは、中国内地伝道団の創設者で、素晴らしい神様の働き人だった。

だけど、1900年に起きた残忍な義和団事件で、仲間の宣教師達が何百人も殺害されると、精神的に大きな打撃を受け、健康を損なっていった。

そして、人生の終りに近づいた時、こう書いている。
「私は弱ってしまってもう動けない。
聖書を読む事も、できない。
祈る事さえ、できない。
ただ、神の御腕に子どものように抱かれて横たわり、頼り切る事しかできない」

身体がぐったり疲れ、心も弱り切っているという状況にあるだろうか。
聖書の約束に、思いを集中させるのが困難だろうか。
このところ、祈る事さえできないと感じているだろうか。

もし、そうだとしても、自分は霊的失敗者だと思ってはいけない。
私達は、今、魂の暗い夜を過ごす神様の民に加わっているのだ。

このような時、私達にできる事は何だろう。
ただ、天の父なる神様の御腕に、子どものように静かに抱かれている事だ。

言葉はいらない。
父が我が子を慰める時、その子に立派な返礼をしてもらおうとは思っていない。
神様も、同じだ。

私達には、慰めが必要である事を、神様は知っておられる。
苦しい時、神様の慈しみが、私達を支えてくれる。
神様は、私達を背負って、魂の暗い夜を通り抜けていき、夜明けの光を見せてくださる。

神様しかないと思う時、神様さえいれば十分だと気付くだろう。

God Bless You!!


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