11月20日(日)の手紙


2016年11月20日(日)

『わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。』ローマ人への手紙8章18節


世の中には、二種類の人がいるようだ。
永遠の視点で物事を見る人と、今の事だけを考える人。
恒久的なものにこだわる人と、移り行くものにこだわる人がいる。

富を天に蓄える人と、富を地上に蓄える人がいる。
結婚生活が幸せではなくても、離婚せずに頑張る人がいる。
一方で、自分を幸せにしてくれる別の人を探そうとする人もいる。
前者は、この世の人生がすべてではないと思い、後者は、今がすべてだと思うからだ。

「将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りない」(新共同訳)と思って、貧しさや飢え、冷遇や恥辱を甘んじて耐える人がいる。
また、幸せとは、金持ちになり有名になる事だと思っている人もいる。
それは、世界観の違いだ。

アブラハムは、この世がすべてではないという世界観を持っていた。
だから、ヨルダンの潤った低地を甥のロトに譲る事ができた。
神が、後でもっと良いものをくださると信じていた。

神はアブラハムに、四方八方を見渡しなさいと仰せられ、その地のすべてが彼の子孫のものになると告げられました。
また、アブラハムの子孫を「地のちりのよう」にすると約束された。
何と素晴らしい恵みだろう。

このように理解できる人は、多くはない。
今すぐ良いものが欲しいという人が、ほとんどだろう。
だけど、クリスチャンは違う。
神がもっと良いものを、後でくださると信じている。

God Bless You!!

a:209 t:1 y:0