11月15日(日)の手紙


2015年11月15日(日)

『そして、イエスに会って拝した。しかし、疑う者もいた』マタイによる福音書28章17節


私達の経験から、死んだ人は戻ってこないと分かっている。
愛する人を亡くした悲しみの中心にあるものは、この世で二度と会えないという辛い現実だろう。

私達は、葬式に参列して、亡くなった人を偲び、遺族と悲しみを共にする。
だけど、帰り際に死んだ人が出口で見送ってくれるとは思ってもいない。

それを思うと、イエス様の弟子達が、初めは疑ったのも無理はない。
イエス様は、死からよみがえられたのだ。

天使や空っぽの墓、そしてイエス様ご自身を見たという女達の証言に続いて、11人の弟子達は、ガリラヤに行ってイエス様の指示された山に登った。

主の一番近くで素晴らしい教えを聞いたり、力強い奇跡を目の当たりにしていた彼らでさえ、何人かはイエス様のよみがえりを疑った。
だけど、その正直な疑いは、よみがえられた主、という現実をしっかりと受け止めた時、すぐさま喜びと希望に変わった。

私達は、主に対する疑いをもっていないだろうか。
自分の経験から、過去の過ちや現在の葛藤、また将来の展望などは、どうあがいても変わらないと思い込んでいないだろうか。

だけど、主に不可能なことはないと信じよう。
カルバリの丘に目を向けるなら、すべての疑いは消え去ってゆくから。

God Bless You!!


a:297 t:1 y:0