11月15日(土)


366日の手紙


2014年11月15日(土)


『友はいずれの時にも愛する、兄弟はなやみの時のために生れる』箴言17章17節


旧約聖書に登場するヨブとダニエルには、いくつかの共通点がある。

両者とも大きな試練に見舞われた。
だけど、ふたりとも、神様の恵みによって、人生の勝利者になった。
ふたりは、偉大な信仰の人として語り継がれている。
一方は、試練を耐え抜いた事によって。
もう一方は、不道徳な社会にあって清く生きた事によってだ。

ヨブとダニエルには、他にも共通点がある。
親しい友人が、三人いた事だ。
だけど、その友人はずいぶんと違っていた。

ヨブの友人は、有害無益だった。
思いやりと支えが必要な時に、彼らが与えたものは、非難の声だった。
ヨブが悲嘆に暮れている時に、エリパズ、ビルダデ、そしてゾパルは、試練の中にいる友人を助けるのではなく、生傷に塩をぬるような行動をとっている。

ダニエルの三人の友人は、まったく違っていた。
共に捕囚の身であるダニエルと、シャデラク、メシャク、アベデネゴは、時々に支え合い、励まし合った。
彼らは、神様を大切にしようと共に協力して宦官の長に願い、心をひとつにして祈り、偶像を拝する事を拒んだ。

私達も、このような友人を持ちたいものだ。
だけど、私達自身は、どういった類の友人だろう。

多くの場合、良き友を必要とする。
だけど、本当に必要なのは、私達自身が、まず良き友となる事ではないだろうか。

God Bless You!!


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