11月14日(月)の手紙


2016年11月14日(月)

『それから人々にむかって言われた、「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。たといたくさんの物を持っていても、人のいのちは、持ち物にはよらないのである」。』ルカによる福音書12章15節


金銭について、イエス様が他の事よりも頻繁に語られたのは興味深い事だ。
だけど、ご自身はお金を貯めようとはされなかった。
また、献金を求められたという記述もない。

それでも、金銭についてしっかり教えようとされたのは、富を蓄えようとあくせく働いたり、お金を欲しがったりすると、すぐに霊性が曇ってしまうからだ。

「先生、わたしの兄弟に、遺産を分けてくれるようにおっしゃってください」と厚かましくもイエス様に願った人がいる。
この人は、イエス様と深く交わる機会があったにも関わらず、お金の事に気を取られていた。

イエス様は、「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。
たといたくさんの物を持っていても、人のいのちは、持ち物にはよらないのである」と人の直観に反した事を語られた。

そして、豊作に恵まれて大きな倉を建てようとしていた男の話をされた。
彼は、世俗的な意味では成功していたけれど、神の目には「愚か者」だった。
彼がお金を持っていたからではない。
神の前に富んでいなかったからだ。

豊かになる方法について、多くのアドバイスがあるだろう。
だけど、イエス様だけが正しく教えてくださる。
富んでいる人とは、金持ちの事ではない。
神と豊かに交わって、もっと欲しいという思いから、もっと与えたいという思いに変わる喜びを知っている人の事だ。

God Bless You!!

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