11月12日(土)の手紙


2016年11月12日(土)

『イエスはこれを聞いて非常に感心され、ついてきた群衆の方に振り向いて言われた、「あなたがたに言っておくが、これほどの信仰は、イスラエルの中でも見たことがない」。』ルカによる福音書7章9節


祈りが応えられないのは、信仰が足りないからだという説明をよく耳にする。
だけどイエス様は、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この桑の木に、『抜け出して海に植われ』と言ったとしても、その言葉どおりになると語られた。
つまり祈りの効力は、信仰の強い弱いによるのではなく、信仰が有るか無いかによる。

ルカによる福音書は、百人隊長の「立派な信仰」について語っている。
彼の信仰は、死にかけているしもべを癒して欲しいという願いに表されていた。
彼は、どうやって癒すかについては何も言わなかった。
むしろ、イエス様はどこにおられても癒す事ができると信じていた。
ここに、百人隊長の更なる信仰が表れている。

信仰とは、「神の御心と神の御力を信頼する」事だと言われる。
応えられなかった祈りは、神が愛をもって却下されたのだろう。
私達の願った事は、私達にとって最善ではなく、神はその事をご存知だったのだろう。
もしくは、今はその時ではないのかも知れない。
あるいは、より大きな目的を果たそうと考えておられるのかも知れない。

イエス様でさえ、天の父なる神に「わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」と祈られた。

百人隊長のように、神のやり方で神の御業を成らせてくださいと祈る事ができますか。
神の答えは、私達の祈りよりも賢明だという事を忘れないで欲しい。

God Bless You!!

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