1月20日(火)の手紙


『神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい』ペテロの第一の手紙5章7節


19世紀のドイツの牧師の妻エミリーは、彼をうらやましく思っていた。
教会のメンバーに何かあっても、祈ったあとは、何事もなかったかのように眠れるからだ。

彼女は、その秘訣は何なのかと質問した。
彼は、「僕の心配が教会のメンバーの幸せに役立つほど、神様は無力だと思うのかい」と言い、「僕たちは毎日、ある時点で自分の肩から荷を下ろし、神様に引き渡さなくてはいけないのだよ」と続けた。

ある晩、イエス様と弟子達は、ガリラヤ湖を渡っていた。
一日中伝道して疲れ切ったイエス様は、舟のもとで眠っておられた。

突然、激しい突風が起こり、元漁師だった弟子達をも恐れさせた。
だけど、イエス様は、すやすや眠っておられたので、取り乱した弟子達は、「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか」と叫んだ。

イエス様は、いかなる時も、慌てられる事がない。
すべてを御父に任せているので、突風で大荒れの湖の上でも眠る事がおできになったのだ。

心配で心が乱れる時、その心配を主にお渡ししよう。
そして、主に渡した心配は、取り返さないようにしよう。
それが、人生の荒海にもまれても、穏やかな心を保つ秘訣だ。

God Bless You!!


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