1月2日(土)の手紙


2016年1月2日(土)

『ヤコブはひとりあとに残ったが、ひとりの人が、夜明けまで彼と組打ちした』創世記32章24節


創世記に登場するほとんどすべての人には欠点があり、その家族関係もゆがんでいた。
この書は、嫉妬、怒り、暴力、また欺きという傷ついた人間関係の記述で満ちている。

へブル人への手紙11章で、信仰の英雄と賞賛されているノア、アブラハム、イサクやヤコブでさえ、人格に欠点があり、霊的な間違いも犯している。
だけど、神は彼らをそのまま放ってはおかれなかった。

ヤコブは双子の兄エサウを欺き、エサウは彼を殺すと誓った。
それから20年後、仲たがいした兄弟が再会する前、ヤコブは神と格闘した。
彼は、名前を尋ねられると、自分は「ヤコブ」、つまり欺く者だと認めた。
これは、彼にとって、霊的な転機となった。

私達は決して、神に見限られる事はない。
だから、自分で自分を見限ってはいけない。
私達の弱さを最後まで赦さない人は、神ではなく、私達自身だ。

人は、福音によってのみ、自分自身を愛する事ができる。
神を待ち望もう。
神の力強い御手が、私達の欠点を作り変えてくださるから。

キリストに征服され、完全に降伏するならば、そこにこそ私達の勝利がある。

私達が背を向ける時、神は私達を振り向かせようとされる。
神は、私達が壊したものを再建してくださる。
神の力強い御手が、私達の欠点を打ち砕いてくださる。
これが福音だ。

God Bless You!!

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