9月26日(金)

9月26日(金)

『愚かな者は父の教訓を軽んじる、戒めを守る者は賢い者である』箴言15章5節


やり手の、癌研究者がいた。
彼は、次々に新しいアイディアを試す、並外れた才能の持ち主だった。
ある記事によると、彼は耳にした情報は何でも有効に使う才能があったそうだ。

だけど、最も感心したのは、彼は自分の学説の間違いに気付くと、それをきっぱりと認めて、誰よりも早くそれを棄ててしまうという点だ。

彼の共同研究者は、こう語る。
「博士は、自分が立てた仮説に執着しません。
ですから、仮説が間違いだと気付いて別れる事になっても、少しも落ち込みません」。

箴言9章は、自分の間違いを進んで認める事が大切だと語っている。
間違いから学ぶ人を、賢い人間として描いている。
そのような人は、仮に間違いを指摘されても、背中を丸めて唸る猫のように、反抗的な態度を示したりしない。

正しい人にとって、違いを指摘され、正される事は、向上するために必須だ。
だけど、あざける者を責めるなら、怒りと憎しみで応酬される。
このような人は、過度な自尊心のせいで、他の人の言う事に耳を貸そうとしないのだ。

叱ってくれる人の言葉を心に留めて、知恵者になる道を進まなくてはいけない。
本当に賢い人でいたいなら、自分は時には愚かな事をすると認識していなくてはいけない。
批判を拒絶する者は、そこから何も学ぶ事はできないのだから。

God Bless You!!

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