8月31日(木)の手紙


2017年8月31日(木)

『不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。』ペテロの第一の手紙4章9節7


新約聖書の中では、もてなしがクリスチャンの品質保証になっているようだ。

それは教会リーダーの資質として挙げられ、愛を示す方法としてすべてのクリスチャンに強く勧められている。
だけど聖書のもてなしは、単に友人を家に招いて接待するということ以上に、深い意味を持っている。

「もてなし」のギリシャ語の意味は、「見知らぬ人を愛する」だ。
パウロが「貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい」という時、それは自分から困っている人々のところに行き、彼らと人間関係を築きなさいという呼びかけなのだ。

作家ヘンリ・ナーウェンは、この呼びかけを人生で出会う人々に手を差し伸べることに関連づけていた。
自分の国や文化、友達、家族、そして、神からさえも疎外された人々に手を差し伸べるのだ。

ナーウェンは、次のように書いている。
「だから、もてなしは基本的には、見知らぬ人も、敵ではなく友として入ってこられる、自由な空間を創ることだ。
もてなしは相手を変えることではない。
むしろ、変化が起こる空間をその人たちに提供することだ。」

自分の家に住んでいても、大学の寮にいても、あるいは旅先のホテルや刑務所にいたとしても、相手に対する愛を表し、キリストに対する愛を示すことによって、「もてなし」をすることができる。
もてなしとは、困っている人のための場を作ることなのだから。

God Bless You!!

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