8月20日(日)の手紙


2017年8月20日(日)

『怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。』箴言16章32節


連合軍最高司令官ドワイド・D・アイゼンハワーは、1944年6月6日、世界で最も大きな権限を与えられていた。
史上最大の陸海空軍が彼のもとに集結し、ヨーロッパ大陸をナチ支配下から解放しようと準備していたからだ。

これほど大規模な軍隊を、アイゼンハワーが指揮できたのはなぜだろう。
その理由のひとつは、彼にはさまざまな人たちの協力を引き出す、際立った能力が備わっていたことだ。

だけど「アイク」と親しまれたアイゼンハワーが、人間関係作りに昔からたけていたのではないことは、あまり知られていない。

少年時代、彼は学校でよく殴り合いをした。
だけど幸いなことに、彼の母親は、神の御言葉で教え導く愛情深い人だった。
ある時彼女は、怒りを爆発させた結果、怪我をした息子の手に包帯を巻きながら、「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる」という箴言16章32節の御言葉を語った。

アイゼンハワーは後年、「私はいつも、あの時の会話を振り返る。
あれが、私の人生で最も価値ある瞬間のひとつだった」と書いている。
アイゼンハワーが、人と効果的に結びつき、力を発揮できるようになったのは、自分の怒りをコントロールするべきを身につけたからに違いない。

怒りを爆発させなくなる時は、誰にでもある。
だけど、神が私たちの内に働いてくださるなら、私たちは自分の怒りをコントロールする術を学ぶ。
温和な心によって人を変えていくことができたとしたら、それに勝ることはない。

God Bless You!!

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