7月30日(木)の手紙

『わたしは、すでに自身を犠牲としてささげている。わたしが世を去るべき時はきた』テモテへの第二の手紙4章6節

テモテへの第二の手紙4章6節で「世を去る」と訳されている単語は、船が出航する時に「錨を上げる」とか「とも網を放つ」という意味があり、実に含畜に富んだ表現だ。

つまり、私達をこの世につなぎ止めているものが取り去られ、未来に向かって前進する事を暗示している。

クリスチャンにとって、死は終わりではなく始まりだ。
この世を後にし、より良い所への旅立ち。
「よい旅を!」という挨拶がふさわしい時だろう。

だけど、旅には不安がつきものだ。
行った事のない場所に行く場合は、特にそうだ。
私達は、死そのものよりも、そこまでの道のりを恐れている。
そこに危険が待ち受けていないと、誰が言えるだろう。

だけど、私達は前人未踏の地に向かっているのではない。
その道を歩まれたお方が、私達の旅を安全に導くために、戻って来てくださる。
私達は、死の陰の谷を歩むけれど、神はその時も一緒にいてくださる。

神が船の舵をとり、私達のために備えてくださった天の住まいに連れて行ってくださるのだ。

God Bless You!!