7月29日(火)

7月29日(火)

『またわたしの口から真理の言葉をことごとく除かないでください。わたしの望みはあなたのおきてにあるからです。わたしは絶えず、とこしえに、あなたのおきてを守ります』詩篇119篇43節~44節


ある田舎の教会が、「同窓会」をした。

ひとりの元教会員は、今は大富豪になっていた。
彼は、長年にわたる神様の祝福を証しし、子どもの頃の出来事を語り出した。

少年時代、彼は初めて稼いだお金を一生取っておこうと決めていた。
だけど、宣教師が来て、派遣先で緊急な入り用があるという報告をした。
お金を手放すかどうか、少年は葛藤した。

「しかし、主が勝利されたのです」と、金持ちは自慢げに語った。
「私は、宝物のお金を献金箱に入れました。
神様がこれほど祝福してくださったのは、子どもの時にありったけのものを捧げたからだと確信しています」

聴衆の間に、感動の輪が広がりかけた時、前列に座っていた年配の小柄な女性が甲高い声で言った。
「できるものなら、もう一度やってもらいたいわ!」

この話には、重大な真実が隠されている。
それは、過去の霊的な「成功」は、現在の信仰の成熟度を示す尺度ではないという事だ。
詩篇の作者は、主への献身を日々新たにする必要があると知っていた。

クリスチャンは、過去の「勝利」に安住してはいけない。
今、できる最大限の力で、主に仕える必要がある。
そうすれば、「できるものなら、もう一度!」と言われる事はないだろう。
過去の勝利は、安楽椅子じゃなく、踏み台として使うべきなのだ。

God Bless You!!

a:356 t:1 y:0