7月26日(土)

7月26日(土)

『だから、兄弟たちよ。わたしたちは女奴隷の子ではなく、自由の女の子なのである』ガラテヤ人への手紙4章31節


彼女には、望みがなかった。
奴隷制度の束縛から逃れて、アフリカにいた祖先のように自由に生きたいと願ったけれど、叶わなかった。
奴隷の夫婦から、生まれたからだ。

彼女には、あの残酷な時代、奴隷として生きるしかなかった。
彼女の血。
それは、彼女自身の力でどうにもできないものだった。
これが、彼女の人生を運命づけていた。

これは、今日の御言葉の事情と少し似ている。
パウロは、旧約聖書の例を使って、奴隷と自由を理解させようとしていた。

アブラハム、サラ、そしてハガルにふれて、自由の女サラの子どもと、女奴隷ハガルの子どもの相違点を説明した。
サラの子だけがその家の遺産を相続し、ハガルの子は奴隷になると運命づけられていた。

話の要点は、これだ。
即ち、私達は、性別、人種、貧富の差別なく、神様の遺産を相続する事ができる。
イエス様を救い主として信じるものは、すべて奴隷の子ではなく、自由の子なのだ。

私達は、律法の束縛から解放され、神様の恵みが与えられている。
私達の遺産は、自由だという事。
キリストにある、絶対的な自由だ。
本当の自由とは、キリストに結びつく事にあるのだから。

God Bless You!!

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