7月14日(木)の手紙

『人をさばくな。自分がさばかれないためである』マタイによる福音書7章1節


イエス様が語られた言葉を使って「干渉しないで！」と言う人がいる。
相手を黙らせたい時に、マタイによる福音書7章1節の「人をさばくな。自分がさばかれないためである」を引用する人は、珍しくない。
こう言われると、返事のしようがないらしい。

だけど、この御言葉の文脈を見ると、その教えるところは、私達こそ実は裁く者だという事だ。
だからこそ、その裁きは間違ってはいけない。
それでまず、自分を裁くのだ。

イエス様は、「まず自分の目から梁を取りのけなさい。
そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます」と言われた。
更に、「にせ預言者たちに気をつけなさい」とも言われている。

私達には、真実と偽りとを見分ける識別力が必要だ。
イエス様は、その方法を「あなたがたは、実によって彼らを見分ける事ができる」と、果物を例に取って言われた。

私達は、どんな実を結んでいるかによって、自分や他人をはかるべきだ。
この実は、外見や体裁といった世俗的なものではない。
それは、聖霊の実、つまり愛、喜び、平安といった神の国が価値を置く品性だ。

私達は、見た目で人を判断しがちだけれど、神は私達の実をご覧になられる。
私達も実によって自分や他人を計るべきだ。
自分を裁く時は俊敏に、人を裁きたくなったらゆっくり判断しよう。

God Bless You!!