7月1日(火)

7月1日(火)

『そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。そして御使は彼女から離れて行った』ルカによる福音書1章38節


この御言葉は、クリスマスだけに読まれる聖句じゃない。
これは、信仰の聖句だ。

イエス様の母マリヤは、特別な人じゃなかった。
同年代の女性と同じで、将来の夫のために、良い主婦になるようにと励んでいた。
外から見る限り、特別な事はない、いたって普通の人だった。

だけど、マリヤの内面には、美しい宝があった。
信仰という宝だ。

自分に生まれる赤ちゃんが、「神の子」と呼ばれると御使いが告げた時、「お言葉どおりこの身に成りますように」と答えた。

マリヤの答えは、神様の望みそのものだった。
神様の御心に従いたいという、純粋な気持ちに溢れていた。
勿論、この告白に至るまでには、マリヤの中にも様々な葛藤があった。
だけど最終的に、彼女は「信仰」にたどり着いたのだ。

これが、マリヤの深い霊性の秘密でもある。
彼女は、自らを神様に委ねて、神様の御旨を実行する恵みの力を受け取った。

神様は、私達にも求めておられる。
それは、華々しい事かも知れないし、平凡な事かも知れない。
聖書の言葉に積極的に応答して行動する事かも知れないし、現在の苦難に根気強く耐える事かも知れない。

だけど、その時々に神様が用意して、体験させてくださった事は、その人に起こり得る最も聖なる事なのだ。

だから、どんな時をも、素直に受け入れる者になりたい。
マリヤのように「お言葉どおりこの身に成りますように」と主に言える者になりたい。

神様の御心を知る事は、何にも代え難い「宝」だから。
そして、神様の御心を実行する事は、信じる者に与えられる「特権」なのだから。

God Bless You!!

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