6月1日(水)の手紙


2016年6月1日(水)

『彼はすべての従者を連れて神の人のもとに帰ってきて、その前に立って言った、「わたしは今、イスラエルのほか、全地のどこにも神のおられないことを知りました。それゆえ、どうぞ、しもべの贈り物を受けてください』列王記下5章15節


古代アラムの強大な軍隊を率いていたナアマン将軍は、この国の富みと権力、その他、あらゆるものを手にしていた。
唯一、健康だけが例外だった。
彼は、重い皮膚病にかかっていた。

一方、将軍の妻に仕えていた少女には、どんな力もなかった。
彼女は、戦で敵の捕虜となり、生涯奴隷として働かなければならなかった。。
他の選択肢は、なかった。
だけど、この少女は、人生を恨んだり絶望したりしていない。
むしろ、心から主人に仕える事を自分の意志で選び取った。

彼女は、主人ナアマンの重い皮膚病を天罰とは考えず、サマリヤにいる神の預言者に主人を面会させる良い機会だと思った。
彼女の勧めによって、将軍の病は完全に癒された。
そして、彼は、「わたしは今、イスラエルのほか、全地のどこにも神のおられないことを知りました」と言ったのだ。

今日、多くの人には十分な選択肢が与えられている。
その一方、貧困や病気、その他の不利な状況によって選択肢が限られ、状況によっては、それさえ失われている人もいる。

にも関わらず、選び取る余地の残されているものがある。
ナアマン将軍の家に仕えた少女のように、神に仕え、神を指し示す事は、いかに限られた状況の中でもできる事だ。

忘れてはいけない。
不可能にぶち当たるのは、神を信頼するチャンスだという事を。

God Bless You!!

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