5月8日(日)の手紙


2016年5月8日(日)

『あなたがたをキリストにある永遠の栄光に招き入れて下さったあふるる恵みの神は、しばらくの苦しみの後、あなたがたをいやし、強め、力づけ、不動のものとして下さるであろう』ペテロの第一の手紙5章10節


イギリス人牧師のチャールズは、主に仕え始めた頃、辛辣で我の強い人だった。

ある日、チャールズは近くの村に住む友人宅を訪れた。
その友人も、また牧師だった。
チャールズが帰ると、この家の娘達は彼の態度について不平を言った。

すると父親は、彼女達を庭へ連れて行き、「桃をひとつ取ってくれないか」と言った。
まだ夏の初めだったので、桃の実は青々としていた。

娘達は、どうして青くて堅い実が欲しいのかと尋ねると、父親はこう答えた。
「そうだね、まだ青いから待たなければならないね。
でも、少し太陽にあたって雨に降られれば、桃の実は熟して甘くなる。
チャールズ牧師にも、同じ事が言えるのだよ」。

チャールズ牧師は、やがて変わった。
神の愛の温かさに包まれ、また誤解と失望の雨に打たれて、優しく敬虔な人になった。

あらゆる恵みに富んでおられる神は、すべてのクリスチャンに働きかけてくださり、高ぶる者を低くし、へりくだる者を高くし、熟して甘い実を成らせてくださる。
私達がすべき事は、神の恵みをしっかり掴んで、たゆまず苦難に耐え忍ぶ事だ。
やがて神は、私達を完全に堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださる。

私達は、主を待ち望み、心を強くしなければならない。
救いは、一瞬の奇跡だけれど、信仰の成長は、生涯の努力なのだから。

God Bless You!!

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