5月29日(木)

『するとイエスは彼らに言われた、「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」。それは、出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである』マルコによる福音書6章31節


古い言い伝えによると、使徒ヨハネはエペソの教会を牧会していた時、趣味で鳩を飼っていたそうである。

ある時、教会の長老が狩りから帰る途中、ヨハネの家の前を通りかかり、鳩と遊んでいるヨハネを目にした。
そして、つまらない事に時間を使っていると、静かにヨハネをたしなめた。

するとヨハネは、長老の手にある弓を見て、弦が緩んでいると言った。
長老は、「その通り。使っていない時は、緩めておくのですよ。
張ったままだと弾力が無くなって、いざという時に使えませんから」と答えた。

するとヨハネは、「今、私も心の弦を緩めているのです。
そうすれば、神の真理の矢を射る時に、より良い働きができますから」と応えた。

神経を絶えず張りつめて、すり減らしているなら、最高の仕事はできない。
イエス様は、苦労の多い伝道旅行から戻ってきた弟子達に、静かなところでリフレッシュするようにと促された。
彼らに、休息が必要だと思われたからだ。

健全な趣味やレクレーション、そして休暇などは、心身ともに健康で暮らすためにとても大切だ。
気を張り詰めてばかりいるなら、本当の力が発揮できない。

休む事を躊躇しがちならば、イエス様が「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」と促しておられる事を思い出して欲しい。

God Bless You!!