5月21日(木)の手紙



『そして、御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけない』ヤコブの手紙1章22節


小学3年生の少女は、しょっちゅう手袋を無くして学校から帰ってきた。
お母さんは、イライラした。
というのは、たびたび新しいものを買うような余裕は、一家にはなかったからだ。

ある日、お母さんはつい怒って「もっと気をつけなさい。
今度無くしたら、もう買ってあげないわよ!」と言った。

少女は、その言葉を聞いて泣き出した。
そして、新しい手袋を買ってもらえる限り、手袋を持っていない子達にそれをあげる事ができるのに、と言った。

少女は、18歳になった。
彼女は、地域のボランティア活動に参加し、低所得者住居区で子ども達の世話をしている。
彼女は、人を助けたいという願いを持っており、それを「自分が本来すべき事のように感じている」と言っている。

私達クリスチャンも、与える心を持っているべきだ。
ヤコブは、御言葉を聞いて実行する人になりなさいと語っている。
また、それを漠然とした教えに留めず、なすべき事を明確に示した。
即ち、やもめたちが困っている時に世話をしなさいという、与える事の具体例だ。

私達の内にも、与える心が与えられている。
神様を愛する心から、従う行動が生まれる。
それは、本来するべき事なのだ。

私達は、愛なしに与える事はできるけれど、何も与えないで愛する事などできないのだから。

God Bless You!!


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