5月21日(日)の手紙


2017年5月21日(日)

『何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。』ピリピ人への手紙2章3節


ビートルズは1970年、自分達の曲作りの過程を示すドキュメンタリー映画を製作しようとした。
だけどその映画は、彼らの創造性を映し出すかわりに、自己中心性や言い争いを暴露してしまった。

各メンバーは、ビートルズがグループとして前進することではなく、自分の歌がどうかという点にこだわっていた。
ついには調和も友情も壊れ、ビートルズは映画が完成して間もなく解散してしまったそうだ。

これは、昔からある問題だ。
紀元1世紀、パウロもまたピリピの教会の人達が、自分本位という罠にはまるのではないかと心配していた。

自分が前に立ちたいという思いが強くなって、他の人に対する思いやりを忘れてしまうなら、その人達の態度はすぐチームワークを乱し、党派的になってしまうということをパウロは知っていた。

この危険な状態に歯止めをかけるために、パウロは次のように書いた。
「何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。
おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい」。

私達の人生のドキュメンタリー映画は、何に光を当てるだろう。
自分本位な態度だろうか。
それとも、無私な姿勢だろうか。

私達は、互いのことを思いやるべきだ。
自分を脇に置いて相手を気遣う姿勢が、教会から分裂を取り除き、主にある家族をひとつにしてくれる。

God Bless You!!

a:199 t:1 y:0