5月20日(火)

5月20日(火)

『人をさばくな。自分がさばかれないためである』マタイによる福音書7章1節


若い既婚男性が、ポルノ店に通い出した。

それを耳にした両親は、いきなり叱りつけたりはしなかったけれど、穏やかな態度できちんと問いただした。

すると、息子は憤慨して、ポルノに害はないと言い張り、両親の事を批判的だと責め立てた。
結局、彼は離婚するはめになり、両親は悲しんで見守る以外、何もできなかった。

子どもの行動をとやかく言う権利は、親にはないという人が、今も多いのかも知れない。
「人をさばくな。自分がさばかれないためである」という御言葉を引用する人さえいる。

だけど、互いにクリスチャンであるなら、罪を見たら謙遜な態度で問いたださなければならない。
聖書は、その責任を明らかにしている。

イエス様は、罪を問いただしてはいけないと言っておられる訳じゃない。
ただ、良し悪しを裁く時は、慎重にしなさいと語っておられるのだ。

パウロは、愛は悪を思わないと記している。
だから、簡単に決めつけてはいけない。

また、自分の方が霊的に上だなどと、優越感を持ってはいけない。
そんな事をすれば、自分も罪に陥ってしまう。

問いただすという行為には、重い責任が伴う。
だから、慎重にしなくてはいけない。
また、細心の注意を払わなくてはいけない。

何よりも、他人の罪を問う前に、自分自身をよく吟味しなくてはいけない。

God Bless You!!

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