3月8日(火)の手紙


2016年3月8日(火)

『兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい』ガラテヤ人への手紙5章13節


パウロの乗った船が難破してマルタ島に着き、パウロは毒まむしに噛まれたけれど無事だった。
奇跡の記述だけれど、それだけではない事に気付く。

パウロは、異邦人に遣わされた偉大な使徒であり、群衆を相手に語る大説教者だ。
奇跡を行う器であり、新約聖書の多くの書簡の著者でもある。

このパウロが、囚人として島に止められていた。
彼は何もせず、自らの境遇を嘆いたのだろうか。
自分は使徒なのだから、他の人より大切にされるべきだと思ったのだろうか。

聖書は、彼が率先して人々に仕えていた様子を伝えている。
雨の降る寒い日、パウロはひとかかえの柴をたばねて火にくべたのだった。

第一線からしばらく離れざるをえない事が起こるかも知れない。
年をとって精力的に動けなくなる時も来るだろう。
だけど、失望せずにパウロを思い出して欲しい。
できることをすればいいのだ。
「柴をたばねる」という簡単な事でも十分だ。
神は、ご自分に仕えたいと思う人を、それができない所に置かれたりはなさらない。
だから大丈夫。

God Bless You!!

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