3月29日(火)の手紙


2016年3月29日(火)

『あなたは、きょう、わたしが命じる主の命令と、おきてと、定めとを守らず、あなたの神、主を忘れることのないように慎まなければならない』申命記8章11節


イスラエルの民は、シナイの荒野では、日々の飲み食いにさえ神の介入が必要だった。
だから、神に頼る事が習慣になった。

だけど、ヨルダン川の岸辺に到着した時、そこに待ち受けていたのは、信仰が試される状況だった。
彼らは豊かで富んだ土地に入った後も、神を忘れずにいられるだろうか。

イスラエルの民は、砂漠で放浪生活をしていたので、異文化の誘惑についてまったく無知だった。
モーセは、砂漠の過酷さではなく、やがて来る繁栄を恐れていた。
官能的な誘惑、魅力的な宗教、金銀財宝などだ。
彼は、イスラエルの民が神を過去に葬って、自分達の手で富を得たと思うようになるのではと心配した。

皮肉な事に、成功は神に頼る事を困難にする。
イスラエルの民は、約束の地に入った後、自らの信仰の薄さを露呈した。
彼らは、繰り返し他の神々を恋い慕ったのだ。

成功がもたらす誘惑に気をつけよう。
欲しい物が手に入ったなら、そこには大きな危険が潜んでいる。
神をないがしろにする成功ほど、悲惨な失敗はないのだから。

God Bless You!!

a:261 t:1 y:0