2022年5月29日(日)

2022年5月29日(日)


『その日には、あなたがたはわたしの名によって求めます。……父ご自身があなたがたを愛しておられるのです。』ヨハネの福音書16章26、27節


「その日には、あなたがたはわたしの名によって求めます」の「わたしの名」とは「わたしの本質」という意味である。

「わたしの名を何かのおまじないのように使う」という意味ではなく、「わたしとの親密さが増して、あなたとわたしは一つとなる」というのである。

「その日」というのは次の世のことではなく、今のこの地上でのことを指している。
「父ご自身があなたがたを愛しておられるのです」とあるように、御父との私たちとの絆は完全で、揺るぎない。

私たちの人生が外からの困難に悩まされることはない、とイエスは言っておられるのではない。
ご自身が御父のお心とお考えをご存じであったのと同じように、主は聖霊のバプテスマを通して私たちを天の高みに引き上げ、神のお考えとご助言を啓示してくださる、というのである。

「わたしの名によって父に求めるものは何でも……」

「その日」とは神と聖徒との間に何の妨げもなくなる日のことである。
イエスが御父の前に汚れなき御方として立たれたように、私たちもまた、聖霊のバプテスマという絶大な助けによって、そのような関係に引き上げていただける。
それは、「わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるため」である。

「……何でも、父はあなたがたに与えてくださいます」。

神が私たちの祈りを聞き、応答してくださる、とイエスは言われた。
何という励ましであり招きであろうか。

イエスの復活と昇天の力、そして降臨された聖霊により、私たちはそのような関係にまで引き上げていただけるのである。
その結果、私たちはイエスと同じように、自由に、神の完全で崇高なみこころと一つになることができる。

イエス・キリストによってそのような素晴らしい立場に置かれた私たちは、イエスの御名、すなわちイエスの本質に基づいて神に祈ることができる。
これこそは聖霊によって私たちに与えられた賜物である。

そしてイエスはこうも言われた。
「わたしの名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます」と。

イエスが主権者であられることは、主が語られたおことばによってすでに証明済みである。

God Bless You!!


a:30 t:1 y:0