2022年5月28日(土)
『その日には、あなたがたはわたしに何も尋ねません。』ヨハネの福音書16章23節
「その日」とはいつのことだろうか。
昇天された主が、あなたと御父を一つにされる日のことである。
「その日」には、イエスと同じようにあなたも御父と一つになる。
そして「その日には、あなたがたはわたしに何も尋ねません」とイエスは言われた。
イエスの復活のいのちがあなたの中に十分に現れるまでは、このこともあのことも尋ねてみたい、とあなたは思っていた。
ところが、しばらくして気がついてみると、質問したいことがいっさいなくなっていて、もはや聞くべきことが何もないように思われる。
あなたがイエスの復活のいのちにすっかり身を任せるに至ったためである。
そしてあなたが神のみこころと完全に一体化したためである。
あなたは今、そのような生活をしているだろうか。
もしそうでないなら、そうならなくてよいはずがない。
「その日」になっても、あなたに理解のできない、まだ隠されていることがいくつもあるかもしれないが、それによってあなたの心と神との間が遮られることはない。
「その日には、あなたがたはわたしに何も尋ねません」とあるように、もはや尋ねる必要がないのである。
神がそのみこころにしたがって必要なことを明らかにしてくださると確信しているからである。
ヨハネの福音書14章1節(「あなたがたは心を騒がせてはなりません。
神を信じ、またわたしを信じなさい」)があなたの心そのものになっているので、もはや尋ねるべき質問がないのである。
もしあなたにとって不可解なことがあり、それがあなたと神との間に微妙な影を落とすことがあったとしても、その説明を自分の理解力に求めてはならない。
あなたの霊、すなわちあなたの心のありように目を向けることである。
問題はそこにあるからである。
内なるあなたの霊的性質がイエスのいのちに服するなら、明瞭な理解に至れるばかりか、御父とその子であるあなたとの間の距離はなくなる。
主があなたを御父と一つにしてくださったからである。
「あなたがわたしに何も尋ねない」日が到来したのである。
God Bless You!!
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